実名でのネット活用 奥崎謙三氏死去

■実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止

実名で利用って、それは強制でしょうか。
だったら、僕は出来ないです。ネット世界からさっさと足を洗います。
実生活では決して見せられない、自分の「真実の部分」を晒しているということが多いわけです。
それが実名ってことになると、建前の世界でしかなくなってくる。
そんな、現実と寸分違わぬ世界には、魅力を感じませんものね・・。
匿名か、実名か、選択するのは、本来、僕らユーザーの権利のはずです。
それを、総務省が強制するのはどうなんでしょうか。
悪質、かつ問題のあるサイトは、他に規制の方法があるはず。
すべて実名にしてしまえというのは、あまりに安易な発想ではないでしょうか?

■奥崎謙三氏死去 「ゆきゆきて、神軍」出演■

そうですか、死にましたか。
「皇居参賀パチンコ事件」や「天皇ポルノビラ」事件でこの人の存在は知っていました。
たしか、参議院の全国区(当時)から立候補して、最下位だったことがあります。(1977年)
そのとき、政見放送をテレビで見たのですが、あれほど異様な政見放送空前絶後かもしれない。
言ってる内容は、わけがわからず、その表情は険しく、内から自分を衝き動かすものに逆らえないまま疾走している、という感じがしました。
今、知ったのですが、あれは、「獄中からの立候補」だったのですね・・。
映画「ゆきゆきて、神軍」を観たのは、それから10年ほど経ったころ。
映画の製作姿勢の賛否はともかくとして、ショッキングな映画でした。
人間にはいっぱい、汚いところがある。保身のために他人を蹴落としたり、生活のために子を売ったり・・。
飢餓から逃れるために人肉を食った・・。そういう例もたくさん、あります。
奥崎はそこを、衝いてくる。
老いた元上官の触れられたくない過去が、奥崎という現実の姿となって甦り、暴力を伴って迫ってくる。
この映画は・・出演する者、観る者、そしてきっと製作する者でさえ、傍観者でいさせてくれない、当事者であることを強制される、そんな度外れた映画でした。
しかし・・晩年、入院中にも「馬鹿野郎」と罵倒を繰り返していたということ・・。
ひとりの男をここまで狂気に追い込んだのはなんなんでしょうか。

しかし、この人の年譜をみると、すさまじい・・。

(彼の行為は、理由はなんであれ犯罪行為であり、人の命を奪い、傷つける、許されないものです。この文章は、彼を賛美するものではないということを、念のために付記しておきます)

■「大きな音と思わない」騒音で傷害の主婦初公判■
そうでしょうかね。
大きな音だと思うからこそ、やりつづけたわけですからね。
相手に何も打撃を与えられない行為なぞ、やっても、仕方ないわけですし・・。
いつだったか日テレの報道番組(バンキシャ!)に、前財務大臣の塩川さんが出ていて、この女の顔を見て、「この顔はキ○ガイですよ!」とやってしまったところを偶然にも見ましたが(笑)
放送すべき言葉であるかどうかという問題はさておき(笑)僕も塩川さんと同じような感想を持っていたことは、確かです。
こういう、「少しおかしい」人が、本人も周囲も病気とは気づかず、問題を深刻化させているということは、あると思うんです。
今、「自閉症裁判」という本を読んでいる途中ですが、いつかレッサーパンダの面を被った犯人による通り魔事件というのがありましたよね。
あの犯人は自閉症であったわけですが、「犯罪」と「病気」という、微妙かつ、深刻な問題をどう捉えるか、むずかしい時代になってきました。